振動実験

京都大学防災研究所で延べ40回の3次元振動テスト

2010年12月14日~16日の3日間で、延べ40回の振動実験を行い、地震の揺れによる石塔の影響を計測し、データ分析を行いました。

阪神・淡路大震災震度7クラスの揺れよりさらに強い165%の振動にも耐える

■3次元方向への揺れを再現
京都大学防災研究所では、実際に起こった地震を忠実に再現する装置があります。
これにより、左右(X軸)・前後(Y軸)・上下(Z軸)の3軸方向を同時に動かすことができるため、
縦揺れ・横揺れを含めた地震の動きを忠実に再現することができます。

実験で再現させた地震
地震は「阪神・淡路大震災」と「新潟県中越地震」のJMA地震波形を使用しました。
阪神・淡路大震災は一般的にキラーパルスと言われる周波数帯の揺れになります。
ビルや家屋が倒壊しやすい周波数帯となり、大きな揺れが発生します。
対して新潟県中越地震は小刻みな揺れで微振動するタイプの地震となります。
これら同じ震度7クラスでも、異なるタイプの揺れに対して検証実験を行っております。

実験に使用した石塔
実験には3基の石塔を持ち込み、延べ40回の振動テストを行いました。
特に大型となります地上納骨型は総高さ2.7mあり、過去にここまで高さのある石塔で実験を行った例はありません。

実験結果
初めに竿石10寸のみで基礎データ採取のテストを行い、両地震波形120%をクリアしました。

次に竿石10寸 蓮華布団付きで「一般的なお墓」を想定したテストを行い、両地震波形120%をクリアしました。
最後に地上納骨型で「大型墓石」を想定したテストを行い、両地震波形120%をクリアしました。
さらに地上納骨型で阪神・淡路大震災の地震波形を大きく「165%」上まわる振動実験を行い、クリアしました。

京都大学防災研究所ならではのデータ分析
振動実験を行うときに、石塔への影響を様々な計測器でデータ採取し、分析を行っております。
石塔各部に計測器を取付け、加速度・変位量・変形量など、数多くの詳細なデータを採取し、
科学的なデータに基づき商品開発を行っております。

詳細なデータ採取のため、各センサー類を取り付けて振動実験を行っております。

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